JARLビューローに何が起こっているのか

ここで久しぶりに日記を書きます。皆様よろしくお願いします。

発端

私の場合、アマチュア無線の運用ログはすべて自前の仕組みで管理しています。 カードが到着するとすぐに全カードについてカードに書かれた事項をデータ化し、QSO時の検索で表示される形にしておきます。

昨日(5/6)にJARLよりカードが到着し、早速半日がかりでQSLカードの記載情報をデータ化しました。QSLカードは最短でQSOしてから3ヶ月程度で届くという肌感覚があり、5/6到着ですのでNYPを含めてたくさんのカードを受け取れると思っていました。今回確かに枚数は多かったのですが、個々のカードをみてみると昨年の全市全郡コンテストの時のが多く、それ以降のカードはあまり見かけませんでした。ここで「ちょっとおかしいな?」と思いました。

分析してみた

実は今まではカードが到着するまでの日数はあまり気にしたことが無く、自分のデータをしらべることもありませんでした。ただ、受け取れると思っていたNYPのカードが全く入っておらず、明らかにおかしいと思ったので時系列に分析することにしました。 具体的には、直近の6回の受け取り分のそれぞれについて、もっとも最近のQSOに対応するカードについてQSOしてからカードが到着するまでの日数を求めてみました。

不可解なこと

データをみてみると、たまに異常に速く到着するカードが1枚だけ混じることがあります。例えば2021/2/28到着分(350QSO)に関してどのカードも132日以上経過してからの到着なのですが、なぜか1枚だけQSO後97日に到着しています。何故か1枚だけ異常に突出して速いです。このようなことが起こるのかは分かりませんが、今回の分析においてこの部分は無視すべきと判断しました。具体的には2021/2/28到着のQSLカード毎の情報を到着日数順に並べたリストの中の以下の一番下の行です。(他にもう一つあります。合計2枚。)

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分析結果

このような考え方に基づき、各到着単位について最短日数をまとめたのが以下の表です。

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最速到着カードのQSOからカード受け取りまでの日数

去年の6月時点ではQSOをしてから最短で3ヶ月で到着していたのに、現時点では5ヶ月以上かかります。1年間で2ヶ月も長くなってしまいました。時系列のグラフにもしてみました。

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最速到着日数の移り変わり

最近になって所要日数の増加は加速しているようにも見えます。コロナ禍が始まってしばらく大丈夫だったので、コロナは直接関係ないのかもしれません。それでもJARLビューローに何かが起こってると考えるのが妥当では無いでしょうか?

使用するデータについて

このような分析の大前提として、途切れること無くコンスタントにQSOを重ねている必要があります。全く運用しない期間があったりすると分析にも影響します。 幸い?にも私はアクティブなアマチュア無線家で、少なくともここ1年はコンスタントに無線運用を続けています。その証として10日毎の交信局数を可視化してみました。 (でこぼこになっているのは、時々コンテストに参加してQSO数が増えているからです)

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Activity of 7N1MJH

JARLビューローは大丈夫?

加速度的に受け取りまでの日数が増加していることに関して懸念される状況だと思います。ビューローの中で何が起こっているのでしょうか? それと、毎回400〜500枚のカードを受け取る中で1枚だけ非常に速く届くのが不自然です。なぜこのようなことが起こるのでしょうか?